オプション・周辺機器
パレタイザーの周辺機器
ワーク供給(ワーク供給コンベヤ)
積みつける商品を正しい位置に固定してロボットに受け渡す役割をもっています。コンベヤ上の商品を確実に切り離し、固定します。
パレット搬送(パレット供給コンベヤ)
ロボットが積み付けを行うためのパレットを搬送し、正しい位置に固定します。チェーンタイプやローラタイプ、省エネタイプなど、メーカーによってさまざまなタイプがあります。
パレットマガジン
空パレットをパレット供給コンベヤに供給する装置です。作業者がフォークリフトでパレットをパレットマガジンに投入すると、空パレットが1枚ずつ自動で排出されます(段バラシ装置)。なお、空パレットを1枚ずつ積み上げていく段積み装置という種類もあります。
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周辺機器の導入でパレタイズの自動化が可能
仕組みとしては、パレットマガジンから自動で供給された空パレットがパレット供給コンベヤによって搬送され、その空パレットにワーク供給コンベヤで搬送されてきたワークをパレタイザーが積み付けます。上記の周辺機器を導入することで、パレタイズの一連の流れを自動で行えます。
また、積み付け後のパレットをフォークリフトまで搬送する工程も自動化すると、更に省力化を図れます。
パレタイズ自動化に適した3Dビジョンセンサーとは
3D(3次元)ビジョンセンサーとは、カメラでワークや部品の撮像をしてデータ認識を行う機器です。レーザーを発して高さ方向の判断を行うため、高度な認識が可能です。
ビジョンセンサの役割
- より精密な自動化
- 位置決め
- 外観検査への活用
ビジョンセンサは、カメラで撮像したデータをもとに対象物の状態や位置ずれなどの結果を演算します。そして得た情報を出力し、機器の動作に反映することができます。3D(3次元)ビジョンセンサであれば高さも加味した立体で情報を得られるため、“積み重なっているワークの何段目“などの判断が可能です。
また、ビジョンセンサを活用すればセンサの演算によって位置決めを行ってくれます。さらにワークのモデル画像を用意しておけば、撮影されたワークをモデル画像と照合が可能。そのため、外観検査などにも役立つでしょう。
具体的な活用方法
デパレタイズ
3Dビジョンセンサを使えば、デパレタイズの作業性がぐんとアップします。3Dビジョンセンサは対象物を立体的に捉えられるため、箱や袋などの段バラシ作業を効率良く行えます。
ピッキングシステム
たとえ対象物がバラ積み状態であっても、3Dビジョンセンサで輪郭を認識し取りやすいワークを優先して取り出せます。そのため、ピッキングを自動化し効率の良い作業を行えます。