パレタイジングロボットとは

パレタイズを自動化するためのロボット

パレタイジングロボットは製造業や物流業などで使用される、製品や物品の搬送からパレットに配置するまでを自動化できる装置です。これまで作業員が行っていたパレタイズ作業を自動化することにより、生産性プロセスの効率化を図れるほか、作業員の負担を大幅に削減して作業環境の改善に繋げられます。

また、パレタイズ作業のために人員を確保する必要がなくなることで、人件費の削減効果も期待できるでしょう。

荷物の積み付けを行う仕組み

パレタイジングロボットが、どのようにして荷物の検知から積み込みまでを行うのか、仕組みと役割を説明します。

  • 1.荷物の検知・取得
    パレタイジングロボットに搭載されているセンサーやマシンビジョンシステムを使用して、荷物の位置や形状を検知。認識した情報をもとにアームを動かし、荷物を取得します。
  • 2.パレット上に配置
    取得した荷物を搬送して、パレット上の適切な位置に配置。荷物同士の間隔や配置パターンを制御することで、安定した積み付けを行います。
  • 3.プログラム・制御
    パレタイジングロボットの制御システムが事前にプログラムされた移動や荷物のつかみ方、配置方法などの指示を受け取り、それに従って荷物の検知や取得、適切な位置への配置を行います。
  • 4.制御アルゴリズム
    パレタイジングロボットが荷物の位置や重量、形状などを考慮して効率的な配置を行えるのは、適切な制御アルゴリズムが使用されているためです。アルゴリズムは、パレタイジングロボットの安全性や効率性の最適なバランスを保つ重要な役割を担っています。
  • 5.センサー・安全性
    人と協働するパレタイジングロボットには、人や障害物との衝突を回避するための安全機能が搭載されています。
  • 6.自己補正機能
    パレタイジングロボットによっては、荷物の位置誤差や変動に対応するための自己補正機能が搭載されています。

パレタイジングロボットの種類

パレタイジングロボットとひとくちに言っても、さまざまな種類があります。自社に適したパレタイジングロボットを導入するためにも知っておきたい、主な種類は以下の通りです。

  • レイヤーパレタイザー
    同じサイズや形状の荷物を複数の層に配置し、パレットに積み重ねる作業に用いられます。一度に複数の荷物を取り扱え、高速かつ一貫した作業を行えるのが強みです。
  • ケースパレタイザー
    異なるサイズや形状の荷物を個別に取り扱い、パレットに積み重ねることができます。荷物のサイズや種類の変動に適応できる柔軟性の高さが特徴です。
  • ハイブリッドパレタイザー
    異なるパレタイジング作業を組み合わせて実行できるタイプのパレタイジングロボットです。ハイブリッドパレタイザーを使えば、レイヤーパレタイジングとケースパレタイジングを同時に行えます。
  • ロボットアーム式パレタイザー
    多関節のロボットアームを使用してパレタイジング作業を行うパレタイジングロボットです。荷物をつかむ能力と多彩な動作範囲が特徴で、さまざまな配置ができます。
  • ポータル式パレタイザー
    荷物を運搬するためのガントリーを使用するタイプのパレタイジングロボットで、重量のある大型の製品を取り扱うのに適しています。
  • スカラロボット
    一直線に伸びるアームを使用するタイプのパレタイジングロボットです。直線的な移動に特化しているのが特徴で、特定の形状やサイズの荷物を取り扱うのに適しています。
  • アームレスパレタイザー
    アームではなくコンベヤや転送機構を使用して荷物を移動させるタイプのパレタイジングロボットです。特定の状況下においては、より単純で効率的なソリューションになる場合があります。

パレタイジングロボットが使用される業界

パレタイジングロボットは製造業や物流業のほかにも、さまざまな業界で用いられています。

  • 製造業
    製造業では、部品や部材などを組み立てラインへ自動的に供給するのにパレタイジングロボットが用いられています。組み立てラインに部品や部材を正確に配置するのが、製造業におけるパレタイジングロボットの役割です。
  • 物流業
    物流業では、倉庫や物流センターでの製品の荷役作業をパレタイジングロボットを使って自動化しています。荷役作業の効率化を図れるほか、物流プロセスを迅速化できるのがメリットです。
  • 食品産業
    食品産業では、食品や飲料の容器をパレットに積み重ね、梱包する作業が行われています。パレタイジングロボットを導入することにより、食品や飲料の種類・サイズに応じて製品を自動的に積み付けし、梱包することが可能です。
  • 医薬品産業
    医薬品や医薬機器を製造している現場では、製品の取り扱いや梱包作業において非常に正確かつ衛生的であることが求められます。このような環境での作業には、パレタイジングロボットが適しています。
  • 自動化倉庫
    近年増加しているフルフィルメントセンターにおいて、製品のピッキングやパッキングの自動化にパレタイジングロボットが用いられています。
  • 重工業
    重機や大型の製品を取り扱う重工業の現場は、作業員にとって危険な作業環境となるケースが少なくありません。パレタイジングロボットを導入することで作業環境の改善を図れ、作業員の安全を確保できるでしょう。

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