IHI物流産業システム
この記事はメーカー(ベンダー)公式サイト・製品カタログの情報をもとにまとめています
IHI物流産業システムが扱っているパレタイザー
IHIパレタイズ/デパレタイズロボット
強みや特徴
AI技術により物流の無人化と省力化を実現
AIを搭載した多関節ロボットで、AIは既に多くの画像情報を学習しているので、様々な形状の段ボールを認識することができます。設定作業の簡略化されることでコストも削減され、物体認識に要する時間はわずか0・5秒なので能力も30%アップしています(同社比)。また、自然光や調光による再調整が不要で、環境変化を受けにくいメリットもあります。
用途に合わせた制御方法に対応可能
独立モードで操作する場合、パレット情報がなくても最大・最小あるいは最大重量の初期設定をすれば、安全重視のハンドリングが可能です。また、連携モードではパレット情報を活用して、より適切な搬送速度を自動的に選定し、高速のハンドリングをすることが可能になります。
安全対策にも配慮
2重CPU構成の機能安全モジュールを使⽤し、動作領域を制限安全柵で区画しています。また、非常停止ボタンがあるのはもちろん、メンテナンス扉には電磁ロック、コンベヤ搬出口にはライトカーテンをそれぞれ配置しています。
基本スペック

https://ihi-logistics.com/news/detail/31
タイプ | 多関節ロボット型 |
---|---|
対象物 | 対象物・・・段ボールケースなど パレットサイズは1100Px × 1100Py × 150Pz(mm) ケースサイズは最大700L × 600W × 600H(mm)、最小225L × 180W × 100H(mm) |
可搬重量 | 25kg |
必要最小スペース | 公式サイトに記載がありませんでした |
ストローク | 公式サイトに記載がありませんでした |
処理能力 | デパレタイズ能力 450ケース/h |
IHI物流産業システムのパレタイザー導入事例
食品業界のパレタイザー導入事例
大阪に拠点を持つ食品会社では、生産性の向上や徹底した管理体制を実現させるために、自動倉庫システムと2台のロボットパレタイザーを導入しました。
これまでは人力で入荷・出荷作業していましたが、導入後はほぼ無人で運用できるようになり、作業の効率化を実現。かかっていた外部委託コストも削減できています。
お客様の声
- 「検査に3日程度かかる為、導入後は、最終検査まで自社倉庫内で確認可能となり、品質管理の課題が解決しました。」
- 「システム全体で大幅に省力化が出来ました。」
※引用元:IHI物流産業システム公式サイト 明治油脂株式会社[大阪](https://ihi-logistics.com/cases/detail/17)
アイスクリーム工場のパレタイザー導入事例
埼玉に拠点を持つアイスクリーム工場の事例です。冷凍環境下での作業は作業員にとって負担が大きいものでしたが、冷凍自動倉庫・パレタイザー等を導入したことで大幅に改善されました。24時間操業が可能になり、生産スピードも向上しています。
お客様の声
- 「IHI物流システムの導入により、機械化によるトレーサビリティの確立・従業員の作業軽減を実現することができました。また、自動化により、今まで以上の生産・出荷のスピード化を実現することができました」
※引用元:IHI物流産業システム公式サイト 赤城乳業株式会社 本庄千本さくら『5S』工場[埼玉](https://ihi-logistics.com/cases/detail/2)
【1分でわかる】
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パレタイザーを確認する
IHI物流産業システムのパレタイザーに関するニュース
OSARO SightWorksライセンスを取得
IHI物流産業システムは、AI開発企業OSARO社の「OSARO SightWorks™」ライセンスを取得したことを2024年3月に発表しました。
これまで複数の種類の荷物が混載されたパレットの自動デパレタイズは技術的に難しいとされてきました。IHI物流産業システムは、OSARO SightWorks™の高度なビジョンシステムを活用することで、混載パレットの自動デパレタイズに挑む考えです。
※参照元:IHI物流産業システム公式サイト ニュース(https://ihi-logistics.com/news/detail/31)
IHI物流産業システムのショールーム情報
横浜ロジラボ

https://www.ihi.co.jp/ihiing/hot_topic/20230301-01.html
IHI物流産業システムは、IHI横浜事業所の敷地内に技術開発拠点・体験型ショールーム「横浜ロジラボ」を設けています。ショールームのメインは3次元ピッキングシステム「SKYPOD」ですが、隣接スペースにIHIパレタイズ/デパレタイズロボットも展示されており、実際に稼働している様子を見学できます。
- 所在地:神奈川県横浜市磯子区新中原町1
- アクセス:JR「新杉田駅」より徒歩約5分
IHI物流産業システムのサポートやサービス
営業拠点は北海道支社から沖縄オフィスまで全国に17カ所、メンテナンス拠点も札幌から福岡まで16のサービスセンターを抱えており、導入時のコンサルティングやフォロー、アフターメンテナンスの体制は十分と言えます。
株式会社IHI物流産業システムとは
IHIの関連会社
IHI出資のグループ会社で、1984年7月に創立。物流機器、FA機器や産業機械に関する販売、設計、製作、調達、建設、据付工事、改造修理などを一貫して行っています。また、物流プラント、FAプラントならびに産業機械のコンサルティング、エンジニアリングも手掛けています。より良い製品とサービスを提供し、顧客の信頼に応える労働安全衛生マネジメントシステムを構築するため国際規格「ISO9001」と「ISO45001」を取得(※)しています。
※参照元:IHI物流産業システム公式サイト ISO9001:2015年版/ISO45001:2018年版 認証取得(https://www.ihi.co.jp/ilm/quality/index.html)
基本情報
メーカー/ベンダー名 | 株式会社IHI物流産業システム |
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本社所在地 | 東京都江東区豊洲3丁目1番1号 |
拠点・営業所 | 名古屋、静岡、大阪、広島など17拠点 |
事業内容 | 物流機器、FA機器ならびに産業機械に関する販売、設計など |
創業/設立年 | 1984(昭和59 )年7月2日 |
問い合わせ番号 | 03-6204-7231 |
公式サイトURL | https://ihi-logistics.com/ |
生産性を向上させたい場所から選ぶ!
おすすめパレタイザー3選
生産現場や物流センターで自動化が進む中、ロボットパレタイザーの導入は効率化の鍵となります。しかし、導入において、どの工程でどの程度の生産性向上が期待できるかを具体的に確認することが重要です。そこで、生産性向上の観点でおすすめのロボットパレタイザーを3つご紹介します。
機器1つで最大5人分の労働力(※)
荷積みの生産性を安定させる
パレタイジングロボット
PA-20/PA-40/PA-50
(メーカー:YUSHIN(旧:ユーシン精機))

(https://www.ype.co.jp/product/detail/pa.html)
特徴
- 最大1時間500個の運搬力。四方向すべてにパレット搬送路が設置が可能で、生産効率の良い配置を実現。
- 誰にでも操作しやすい機能性の高いコントローラ。位置補正機能もあり、ワンタッチでパターン変更も可能
少種・大量生産のライン
コンベア全体の生産性向上
フジエース
袋用
(メーカー:不二技研工業)

(https://fujigiken.racms.jp/paretaiza/)
特徴
- 米国ベーカリー規格に準じ、大手製粉メーカーの基準を満たす袋用の機械式パレタイザー。
- 国内外で1600台の納入実績があり、400台が稼働中。(2021年9月公式HP確認時点)
過酷な環境でも耐えうる
防塵・防滴の安定した稼働
MOTOMAN-HC30PL
6軸垂直多関節
(メーカー:安川電機)

(https://www.e-mechatronics.com/product/robot/palletizing/lineup/hc30pl/spec.html)
特徴
- 防じん・防滴仕様で、塵や埃、液体への対環境性を考慮した半導体や医薬品の製造現場におすすめ。
- 6軸垂直多関節ロボットで作業範囲が広いため、どんな高さのパレットにも対応できるのが特徴。