パレタイザーと代替製品の違い

パレタイザー以外の効率化を進める製品

パレットレベラー

パレットレベラーとは、パレットの高さ(レベル)を一定に保って従業員の作業姿勢を適正化し、腰や背中への負担を軽減して腰痛などのリスクを軽減できる装置です。パレットレベラーは電気や油圧で動くのでなく、バネの力によって制御されており、パレットレベラーの上にパレットを載せることでバネに圧がかかり、自動的に高さを調整します。

アシストスーツ・パワーアシスト装置

アシストスーツやパワーアシスト装置と呼ばれる機器は、作業員が装着したり、作業員の周囲に設置されたりした上で、人間が荷物を持ち運ぶ作業を物理的にサポートする装置です。

具体的には腕や足の動きを電動装置などでアシストして、人間の腕や足にかかる加重を装置が支持することにより、小さな力でも大きな運搬能力を獲得することができます。

アシストスーツは従業員が身につけるため移動や作業の自由度が高いことも特徴です。

電動バランサ

電動バランサとは、重量のある荷物をフックやアームなどで保持して、それを任意の高さへつり上げたり移動させたりする装置です。荷物の重さと装置のパワーがバランスを取って任意の位置に荷物を保持するため、作業員は体感的に重量がゼロになった状態で荷物を操作することが可能になります。

なお持ち上げる荷物の形状や重心に応じてアームや吊り下げ方式が変わります。

パレタイザーが適している理由

代替製品とパレタイザーの根本的な違いは、代替製品はあくまでも作業員の作業負担を軽減して作業効率を向上させる装置であることに対して、パレタイザーはそもそも装置がパレットへの積み付け作業を自動化できるという点にあるでしょう。

つまり代替製品は、導入することで従業員の業務負担を減らせるものの、省力化というニーズに関してはパレタイザーの方が優れていると考えられます。

また装置によっては荷物の種類や積み付けパターンを調整できる点もメリットです。

生産性を向上させたい場所から選ぶ!
おすすめパレタイザー3選

生産現場や物流センターで自動化が進む中、ロボットパレタイザーの導入は効率化の鍵となります。しかし、導入において、どの工程でどの程度の生産性向上が期待できるかを具体的に確認することが重要です。そこで、生産性向上の観点でおすすめのロボットパレタイザーを3つご紹介します。

機器1つで最大5人分の労働力(※)
荷積みの生産性を安定させる

パレタイジングロボット
PA-20/PA-40/PA-50

(メーカー:ユーシン精機)

ユーシン精機
引用元HP:ユーシン精機公式サイト
(https://www.ype.co.jp/product/detail/pa.html)

特徴

  • 最大1時間500個の運搬力。四方向すべてにパレット搬送路が設置が可能で、生産効率の良い配置を実現。
  • 誰にでも操作しやすい機能性の高いコントローラ。位置補正機能もあり、ワンタッチでパターン変更も可能
※...人によるパレタイズの生産性を1時間に約100〜150個と仮定として算出。

少種・大量生産のライン
コンベア全体の生産性向上

フジエース
袋用

(メーカー:不二技研工業)

不二技研工業
引用元:不二技研工業
(https://fujigiken.racms.jp/paretaiza/)

特徴

  • 米国ベーカリー規格に準じ、大手製粉メーカーの基準を満たす袋用の機械式パレタイザー
  • 国内外で1600台の納入実績があり、400台が稼働中。(2021年9月公式HP確認時点)

過酷な環境でも耐えうる
防塵・防滴の安定した稼働

MOTOMAN-HC30PL
6軸垂直多関節

(メーカー:安川電機)

安川電機
引用元:安川電機
(https://www.e-mechatronics.com/product/robot/palletizing/lineup/hc30pl/spec.html)

特徴

  • 防じん・防滴仕様で、塵や埃、液体への対環境性を考慮した半導体や医薬品の製造現場におすすめ。
  • 6軸垂直多関節ロボットで作業範囲が広いため、どんな高さのパレットにも対応できるのが特徴。

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