Mujin
この記事はメーカー(ベンダー)公式サイト・製品カタログの情報をもとにまとめています。
Mujinが扱っているパレタイザー
MujinRobot パレタイザー – 物流自動化ロボット
強みや特徴
高い搬送能力
混載での積み付けでも1時間当たり最大500ケースという高い搬送能力を誇ります。ロット数の多共同い物流センターなどで大きな活躍が期待されます。
積載効率の高い荷姿をシミュレート
順立てなしの積み付けはもちろん、より高積載効率を求めるユーザーは、「最適積み付け計算機能」を利用することができます。ロボットの動きを考慮しながら、積載効率の高い荷姿をシミュレートする機能です。
3什器への積み付けが可能に
1台のロボットで「パレット・かご車・カートラック」に対応。この汎用性の高さから、多品目を扱う物流センターなどに向いています。ハンドを代えればコンテナや袋物にも即時対応します。
<パレタイズに必要な機能がオールインワン
独自システムの3Dビジョンシステム搭載、識別困難な商品も識別することができます。また、Mujinコントローラがつながることでティーチレスかつ高い知能レベルでロボットを制御できるようになります。具体的には3Dビジョンセンサーやトルクセンサーなど多くの周辺機器からの情報を即座に組み合わせて高速で演算。これをロボットの知能とすることで、今までは不可能だった物流ロボットアプリケーションの数々を実現しています。
基本スペック
タイプ | 多関節ロボット型 |
---|---|
対象物 | 段ボールケースやコンテナ、袋物など |
最大重量 | 25kg |
ワークサイズ | 標準ハンドで650mmL x 650mmW x 600mmH |
処理能力 | 1時間最大500ケース |
必要耐荷重 | 1.5t/m2以上(静荷重) |
MujinRobot デパレタイザー – 物流自動化ロボット
強みや特徴
Mujin独自開発、世界最多実績の3D検出技術
レーザープロジェクタを採用した新ビジョンカメラにより、世界最高水準の点群精度を達成しました。無地のワークを含め、他社が識別困難とする透明テープ、黒いワーク、多角形、中割れ商品、袋物などの軟体まで、3D認識が可能です。これまでに累計数十万SKUの物流業界で最多の認識実績を誇ります。
基本スペック
タイプ | 多関節ロボット型 |
---|---|
対象物 | 段ボールケースやコンテナ、袋物など |
最大重量 | 25kg |
ワークサイズ | 標準ハンドで650mmL x 650mmW x 600mmH |
処理能力 | 1時間最大500ケース |
必要耐荷重 | 1.5t/m2以上(静荷重) |
Mujinのパレタイザー導入事例
大手卸販売業者のパレタイザー導入事例
日用品や化粧品などを扱う大手卸販売業者では、少子高齢化による労働力不足や労働者の負担軽減を目的に、8台のパレタイザーを導入しました。
10名以上の人員が必要だと想定されていた作業を、無人で行えるようになり、さらに作業効率も2倍に。仕分けミスもなくなり、出荷品質の向上も実現しました。
お客様の声
- 「ロボットによる自動化を推し進める理由として、第一に労働人口減少への取り組みが挙げられます。少子高齢化による労働人口の減少は、PALTACにとっても非常に大きな影響を持ちます。(中略)第二に重労働からの解放です。物流センターの作業において、ケース商品の仕分け作業は、重たい商品を得意様ごとに積み分けるという大変な重労働です。重労働から作業者を開放して「人にやさしい物流センター」を構築することは、PALTACにとっても重要な目的の一つとなります。(後略)」
※引用元:Mujin公式サイト 株式会社PALTAC様 – パレタイズロボット(https://www.mujin.co.jp/case/paltac2/)
電子部品メーカーのパレタイザー導入事例
電子部品メーカーの物流管理拠点を担う倉庫で、ロボット、AGV、自動倉庫を連動させた物流システムを導入した事例です。
このシステムでは、1台のロボットがパレットからの荷下ろし(デパレタイズ)、QRコードの読み取り、バケットへの積み付けという3つの複雑なオペレーションを担います。システムの導入後は、4人で12時間かかっていた作業が、無人で6時間で完了できるようになりました。
お客様の声
- 「(前略)従来、4人で12時間かけていた作業が、ロボットを導入することによって約半分の6時間で完了することができるようになりました。もちろん完全に自動化されており人手はかかりません。(中略)朝出社したら自動倉庫への入庫が終わっているというのは、まさに我々が目指してきた姿であり、実現してくれたMujinの技術力の高さに驚くとともに感謝しています。(後略)」
※引用元:Mujin公式サイト ローム・ロジステック株式会社様(https://www.mujin.co.jp/case/rohm-logistec/)
卸総合商社のパレタイザー導入事例
茨城県水戸市を拠点とする卸総合商社では、物流センターの自動化を進めるためにMujinの物流自動化ソリューションを導入しました。
従来は手作業で行っていた複数品種の段ボールの荷下ろし作業を、商品の事前登録やティーチングを不要とするロボットにより自動化。オペレーションコストの削減と過酷な労働環境の改善に成功しました。今後はさらに複雑な作業の無人化を目指しているそうです。
お客様の声
- 「(前略)積荷に高さがあったり、中には重い商品もあり、対応できる人員が限られてしまうので、作業員にとっては過酷な労働環境になってしまっているという問題意識は以前から抱えていました。(中略)結果として、打ち合わせを経て導入を決めてから短期間で仕上がりましたし、ロボットの能力としても当初想定していた数値をクリアしていて十分だと感じています。(後略)」
※引用元:Mujin公式サイト 株式会社坂塲商店様(https://www.mujin.co.jp/case/sakaba-shouten/)
Mujinのショールーム情報
ロボットイノベーションセンター(東京本社)
東京本社内にロボットイノベーションセンターを設けているMujin。本社の大部分を占めるほどの広さがあり、常に多くのロボットが展示されています。
出荷工程向け混載パレタイジングや、ラインに投入するためのデパレタイジングシステムが稼働している様子を見学可能。担当者に自動化の進め方を相談したり、実際の導入事例について詳しく聞いたりすることもできます。
- 所在地:東京都江東区辰巳3-8-5
- アクセス:「辰巳駅」より徒歩5分
Mujinのサポートやサービス
ロボット見学会を実施しているほか、公式サイトではロボットの導入事例を動画で紹介しています。また。物流自動化カウンセリングを行い、自動化に向けての手順や既存倉庫での導入ポイントなどを提案しています。
株式会社Mujinとは
2021年度のロジスティクス大賞を受賞(※)
2011年創業で、技術的に難しかった物流・製造現場の作業を自動化する「汎用的知能ロボットコントローラ」を提供。混載ケース積み付けの自動化実現
~MujinRobotパレタイザーの開発~で2021年9月には第38回 ロジスティクス大賞 ロボティクス・イノベーション賞を受賞(※)しています。
Mujinコントローラは、 コア技術を搭載した「汎用的知能ロボットコントローラ」。主要メーカーのロボットに接続することで、ティーチング(プログラミング)を必要としない自律動作を可能にし、人力で行わざるを得なかった複雑な工程の自動化を実現しています。多くの機能を備えたロボットソリューションパッケージ「MujinRobot」をはじめ、物流・製造現場における重労働や単純作業を自動化するソリューションの提供しています。
※参照元:公益社団法人日本ロジティクスシステム協会(JILS)2021年度ロジスティクス大賞
https://www1.logistics.or.jp/news/detail.html?itemid=536&dispmid=703
基本情報
メーカー/ベンダー名 | 株式会社Mujin |
---|---|
本社所在地 | 東京都江東区辰巳3-8-5 |
拠点・営業所 | 名古屋営業所・中国オフィス・USオフィス |
事業内容 | 知能ロボットコントローラの開発・販売・知能ロボットソリューションの提供 |
創業/設立 | 創立2011年7月6日 |
問い合わせ電話番号 | 本社(代表03-4577-7638) |
公式サイトURL | https://www.mujin.co.jp/ |
生産性を向上させたい場所から選ぶ!
おすすめパレタイザー3選
生産現場や物流センターで自動化が進む中、ロボットパレタイザーの導入は効率化の鍵となります。しかし、導入において、どの工程でどの程度の生産性向上が期待できるかを具体的に確認することが重要です。そこで、生産性向上の観点でおすすめのロボットパレタイザーを3つご紹介します。
機器1つで最大5人分の労働力(※)
荷積みの生産性を安定させる
パレタイジングロボット
PA-20/PA-40/PA-50
(メーカー:ユーシン精機)
特徴
- 最大1時間500個の運搬力。四方向すべてにパレット搬送路が設置が可能で、生産効率の良い配置を実現。
- 誰にでも操作しやすい機能性の高いコントローラ。位置補正機能もあり、ワンタッチでパターン変更も可能
少種・大量生産のライン
コンベア全体の生産性向上
フジエース
袋用
(メーカー:不二技研工業)
特徴
- 米国ベーカリー規格に準じ、大手製粉メーカーの基準を満たす袋用の機械式パレタイザー。
- 国内外で1600台の納入実績があり、400台が稼働中。(2021年9月公式HP確認時点)
過酷な環境でも耐えうる
防塵・防滴の安定した稼働
MOTOMAN-HC30PL
6軸垂直多関節
(メーカー:安川電機)
特徴
- 防じん・防滴仕様で、塵や埃、液体への対環境性を考慮した半導体や医薬品の製造現場におすすめ。
- 6軸垂直多関節ロボットで作業範囲が広いため、どんな高さのパレットにも対応できるのが特徴。