Kyoto Robotics
この記事はKyoto Robotics公式サイト・製品カタログの情報をもとにまとめています
Kyoto Roboticsが扱っているパレタイザー
Kyoto Roboticsのパレタイズ
強みや特徴
単載・混載の両方に対応
什器に対し、単一種類あるいは複数種類のケースを積み付けることができます。また、事前のワーク登録が不要で、「マスターレス」で運用することが可能です。ロボット経路も自動作成のため、運用はシンプルかつ簡単です。混載積み付けでは順立てを不要にしており、未知のケースをその場で認識し、適切に積み付けます。順立てありの場合でも、ケースの抜け落ちや入れ替わりなどのイレギュラーに柔軟に対応します。
高い汎用性
順立てなし・マスタレス対応により、順立て出庫ができない物流センターでも導入することができます。このため、増加しているTCやネット通販倉庫などでの活用などでも活用することが可能です。
高積載アルゴリズムを採用
同社開発のアルゴリズムを採用。形状や重量など様々な条件を加味しながら無駄のない積み付けを行います。また、パレット、カゴ車、パレットトラックなど様々な什器に積み付けることが可能で、飲料ケースなど多様な形状の荷物に対応できるよう独自開発のハンドも用意しています。
AIで経路を自動生成
AIにより経路設計を自動生成し、障害物を避けて積み付けを行います。また、経路が最適化されることにより、１時間当たり最大450ケース高速処理を実現。さらに、ダッシュボードより遠隔地からでもリアルタイムで生産性を把握できるほか、万が一のトラブルの場合でも素早く要因を分析できます。
基本スペック
- 対象物・・・段ボールケースなど
- 可搬重量・・・公式サイトに記載はありませんでした
- 処理能力・・・1時間で最大450ケース
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Kyoto Roboticsのデパレタイズ
強みや特徴
積み下ろしでパレタイズと同等の能力
パレタイズが積み付けなのに対し、デパレタイズは積み下ろしのこと。パレタイズと同じようにデパレタイズも事前のワーク登録が不要の「マスタレス」で運用。初めてのワークでもその場ですぐに認識してピックできるので、汎用的な使用が可能です。また、什器に1種類のケースが積まれた単載、複数のケースが積まれた混載と、両方のデパレタイズに対応可能で、どのような荷姿でもビジョンでリアルタイム認識し、正確にピッキングをすることができます。
低いエラー率
導入した物流センターによってはエラー率0.005%以下の安定した稼働実績を達成。KRCのコアテクノロジーである高精度「3Dビジョン」により止まらないシステムを可能としています。ケース認識の確度が低い場合には、ケースを少しずらす動作を行った後に再認識を行えば確実にマスタレスピッキングを行います。
ケースのLWH（縦・横・高さ）や重さを計測する、マスター登録機としても使用可能。また、アームロボットに比べ、省スペース運用が可能で、伸縮ができるため、複数の什器を跨いでのピッキングなど、レイアウトの自由度が高くなります。コンテナ（折りコン）や袋物（米袋・肥料など）のピッキングにも対応しています。
基本スペック
- 対象物・・・ケース物のほかコンテナ、袋物などにも対応
- 可搬重量・・・公式サイトに記載がありませんでした
- 処理能力・・・公式サイトに記載がありませんでした
Kyoto Roboticsのサポートやサービス
同社の3Dビジョン・ロボットシステムの導入企業様は150社以上にのぼり、200以上の生産ラインで稼働中。導入までに現地調査やヒアリングを行い、シミュレーションテストを実施。発注後は仮組み立てを経て設置工事を実施し、稼働後のトラブルに対応。また、保守点検も行っています。
Kyoto Robotics 株式会社とは
JILS 2020年度ロジスティクス大賞を受賞（※1）
FA向け3次元ロボットビジョンセンサ「TVS」の開発販売を継続しながら、2017年4月に物流向けに知能ピッキングロボットの開発販売をスタート。2018年1月には、東京都江東区に東京本社を設立。グローバル展開を見据えて、企業名をKyoto Robotics 株式会社（英語の場合は Kyoto Robotics Corporation)に変更しました。2019年には、SIP「スマート物流サービス」に佐川急便と一緒に採択（※2）され、2020年にはJILS「ロジスティクス大賞（※1）」を受賞しました。
※1…参照元：公益社団法人日本ロジティクスシステム協会（JILS）2020年度ロジスティクス大賞
https://www1.logistics.or.jp/news/detail.html?itemid=333&dispmid=703
※2…参照元：内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
2019年SIP第２期「スマート物流サービス」の研究開発項目
「荷物データを自動収集できる自動荷積み／荷降ろし技術の開発」
https://www.pari.go.jp/sip/research/1911selection.html
基本情報
| メーカー/ベンダー名 | Kyoto Robotics株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 滋賀本社：滋賀県草津市野路1-15-5 フェリエ南草津4F 東京本社：東京都江東区辰巳三丁目9-27 OCS東京スカイゲート4F |
| 拠点・営業所 | 東京・滋賀本社のほかに滋賀テクノファクタリー（滋賀県草津市） |
| 事業内容 | 目と脳を持った知能ピッキングロボットのソリューション提供 |
| 創業/設立 | 設立2000年 |
| 問い合わせ電話番号 | 滋賀本社（代表077-561-2799 ）、東京本社（代表03-6457-0899 ） |
| 公式サイトURL | https://www.kyotorobotics.co.jp/ |
荷積みしたい物品から選ぶ！
パレタイザー3選
生産現場や物流センターにおける自動化が進む中、ロボットパレタイザーの導入は効率化の鍵となります。しかし、パレタイザーの導入で気を付けたいのが、扱っている物品の種類や特性に大きく依存すること。
そこで、荷積みしたい物品ごとにおすすめのロボットパレタイザーを3つご紹介します。重い袋詰め製品から繊細な電子部品まで、業務を革新するソリューションを見つけるヒントにしてください。
飲料・食品・日用品など
箱詰め製品を扱う企業向け
パレタイジングロボット
PA-20/PA-40/PA-50
（メーカー：ユーシン精機）
（https://www.ype.co.jp/product/detail/pa.html）
特徴
- 製造ライン上で箱詰めされた製品をロボットハンドが追従し、パレットへ積み上げ。
- 最大1時間500個の運搬力。今ある製造ラインへの設置が可能で、パレットの運搬経路も複数確保できる。
食品原料・化学製品・建材製品など
袋詰め製品を扱う企業向け
フジエース
袋用
（メーカー：不二技研工業）
（https://fujigiken.racms.jp/paretaiza/）
特徴
- 米国ベーカリー規格に準じ、大手製粉メーカーの基準を満たす袋用の機械式パレタイザー。
- 国内外で1600台の納入実績があり、400台が稼働中。（2021年9月公式HP確認時点）
半導体や医薬品など
塵や埃を考慮する企業向け
MOTOMAN-HC30PL
6軸垂直多関節
（メーカー：安川電機）
（https://www.e-mechatronics.com/product/robot/palletizing/lineup/hc30pl/spec.html）
特徴
- 防じん・防滴仕様で、塵や埃、液体への対環境性を考慮した半導体や医薬品の製造現場におすすめ。
- 6軸垂直多関節ロボットで作業範囲が広いため、どんな高さのパレットにも対応できるのが特徴。